元禄大判・元禄小判
享保大判・享保小判
上記で挙げた2種の大判小判の価値や特徴を
【長元・短元】【偶然大吉】など種別ごとに取り上げましたので、参考にしていってもらえたらなと思います。
元禄大判金の価値や特徴
元禄大判金(げんろくおおばんきん)
鋳造期間1695年~1716年
(元禄8年~享保元年)
金521/銀449 雑30
量目 164.56g
墨書・第10代 後藤康乗光侶
特徴・背に【元】の極印
売値は2000万円~~
少しでも加筆などがあれば1500万円~~といったところでしょう。
カタログ価格
鋳造量 | 上 | 中 | 下 |
---|---|---|---|
3万枚 | 5000万 | 3500万 | 2500万 |
元禄小判金の価値や特徴
元禄小判金(げんろく こばんきん)
鋳造期間 1695年~1710年
(元禄8年~宝永7年)
金564/銀436
量目 17.81g
特徴・背に【元】字の極印があり、長元・短元がある
種別 | 上 | 中 | 下 |
---|---|---|---|
長元 | 360万 | 260万 | 180万 |
短元 | 500万 | 350万 | 250万 |
偶然大吉 | 600万 | 500万 | 350万 |
享保大判金の価値や特徴
享保大判金(きょうほうおおばんきん)
鋳造期間1725年~1837年
(享保10年~天保8年)
金676/銀324
量目165.38
特徴・約110年もの長いあいだ鋳造されてきたので墨書後藤家12代~16代と6世代に渡って発行されており、世代によって価値も特徴も異なります。
以下の画像で、左側の小判の方が12代目。
右側に13代目~16代目の特徴になります。
見にくいと思いますが、ご了承ください^^:
種別 | 上 | 中 | 下 |
---|---|---|---|
12代 寿乗 | 900万 | 700万 | 450万 |
13代 延乗 | 850万 | 600万 | 450万 |
14代 桂乗 | 850万 | 600万 | 450万 |
15代 真乗 | 650万 | 550万 | 400万 |
16代 方乗 | 550万 | 450万 | 350万 |
享保小判金の価値や特徴
享保小判金(きょうほう こばんきん)
鋳造期間 1714年~1736年
(正徳4年~元文元年)
金861/銀139
量目17.78g
特徴・慶長小判と似ていますが、【光と次の字が離れている】のが特徴です。
種別 | 上 | 中 | 下 |
---|---|---|---|
享保小判 | 90万 | 70万 | 55万 |
偶然大吉 | 160万 | 120万 | 80万 |
元禄・享保大判小判の価値や特徴まとめ
- 元禄大判は元書だと2000万円以上の高値がつく
- 享保大判は後藤家12代~16代で価値が変わり、元書で300万円~500万円
- 元禄小判は150万~~
- 偶然大吉だと300万~~
- 享保小判は30万円~~
- 偶然大吉で50万円~~
大判や小判をまとめていますので合わせてどうぞ
