【円】の導入後、最初の紙幣
明治通宝
単位は100円、50円、10円、5円、2円、1円、半円、20銭、10銭と9種類に及ぶ単位のお札があります。
明治通宝の価値は数千円ほどの物がほとんどですが、100円、50円紙幣は数千万円の価値があるとされるほど希少なお金になります。
それでは単位が高い順に明治通宝の価値や概要を見ていきましょう。
日本のお金・高額ランキングに入る?明治通宝100円・50円札
・明治通宝100円札・50円札
・発行1872年8付き13日(明治5年)
・廃止1899年12月31日(明治32年)
・大きさ159㎜✖107㎜
図案は鳳凰と竜です。
こちらの2枚の明治通宝は取引実績がなく、正確な価値は誰にも分からないのですが数千万円の価値があるとされています。
おそらくもう世に出てこない幻のお金でしょう^^:
明治通宝10円・5円・2円
左から明治通宝【拾円】【五円】【二円】
・発行1872年6月25日
・廃止1899年12月31日
・大きさ【10円と5円紙幣】137㎜✖89㎜
・大きさ【2円】112㎜✖72㎜
※【完未】=完全未使用品
種別 | 完未 | 未使用 | 極美品 | 美品 | 並 |
10円 | ? | 110万 | 45万 | 25万 | 15万 |
5円 | ? | 140万 | 60万 | 40万 | 25万 |
2円 | 30万 | 25万 | 15万 | 9万 | 7万 |
明治通宝1円・半円・20銭・10銭
左から明治通宝【壱円】【半円】【二十銭】【十銭】
・発行1872年2月15日
・廃止1899年12月31日
・大きさ【壱円】112㎜✖72㎜
・【半円】89㎜✖53㎜
・【二十銭】【十銭】87㎜✖53㎜
種別 | 完未 | 未使用 | 極美品 | 美品 | 並 |
一円 | 10万 | 8万 | 3万 | 2万 | 1万 |
半円 | 10万 | 8万 | 4万 | 2.5万 | 1.2万 |
二十銭 | 6万 | 4.5万 | 2.3万 | 1.5万 | 8千円 |
十銭 | 3.5万 | 2.5万 | 1.2万 | 7千円 | 4千円 |
明治通宝の価値まとめ
- 100円・50円は数千万円の価値
- 10円・5円・2円は10万円前後(状態が最高品だと100万超え?)
- 単位が1円以下の明治通宝は1万円以下が相場
基本的に高価古物の場合、
実際の買取価格(売値)としてはカタログ価格【下、並の1/3~下、並】程度が相場になるのですが、明治通宝は保存状態によって価値が大きく変わります。
全部そうやろって言われればそうなんですけど、明治通宝は特に開きが大きいです。
理由は、
【明治通宝はドイツで製造されたお金で、紙が日本の高温多湿気候に合わず痛みや変色しやすい。なので保存状態のイイ明治通宝が少ない。】
なるほどって思いますよね。もし自宅に眠っている場合は保管状態に気を付けましょうね|д゚)
素手で触るのは油が付着するのでご法度。
乾燥剤などと一緒にシワがつかないように専用のケースに入れ、日光が当たらない場所に保管するのが基本ポイントですが、それでも変色や劣化は避けられないのですので、
傷んで価値が下がる前に売ってしまう方が無難なのかも知れません。
